toriのシンプルライフ

2Kに暮らす夫婦のちいさなふたりぐらし

「制服化」「数着しか持たない」が私には合わない理由

ミニマリズムはシンプルライフを叶えるひとつの形なので参考にはするけれど、私には不要だなぁ、あるいは無理だなぁと思うことも多々あります。

そのうちの一つが服に対する考え方。

毎日同じ服を着る「制服化」や「数着しか持たない」のは私には難しいです。

 

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「毎日同じ服」が推奨される理由

決断の機会を減らせる

服が少ないと、「朝起きて何を着るのか悩む」という問題がなくなります。

たしかに、服を決める時間や決断のストレスを減らしたい人には効果的だと思います。

ただ私は服を買うときに何に合わせるか決めてから買うので、服を見たときに数パターンの組み合わせが思い浮かびます。

また、その日1日の行動を考えて、靴や鞄を決めてから服を選ぶと、ある程度服は限定されます。

だから考える手間を感じたことはあまりありません。

それに単純にその日着る服を選ぶのは楽しいです。

 

どうせいつも同じ服を着る

たくさん服を持っていても、どうせ着るのは一部だろという主張。これは一理あります!

私のクローゼットにも着ない服がまだまだ眠っています。

とはいえ、いつも着る服が数着ということはなく、結構まんべんなく着ています。

私は毎日違うものを食べたいタイプで、たとえいくら私が海鮮丼が好きでも毎日だと飽きます。この感覚に似ています(笑)

そこで、1年間全く着なかった服、今後着ることがない服は減らすという基準を設けて、それに引っかかったものを処分しています。

 

節約になる

着る服を把握すれば、同じようなものを間違えて買うことはありません。

また、同じブランドの服ばかり買うのであればポイントが貯まったり、安い時を狙って買うこともできるかもしれません。

そもそも服をあまり買わないこと自体が最大の節約ですね。私も今は買い足すのをやめています。

これはまったくその通りです。

 

「毎日同じ服」のデメリット

服の使い分けができず服が傷む

服はとてもデリケートなので、よそ行きの服は大事に着たいです。そこで私は、家事をする時や特に予定のない日には、二軍の服を着ています。

二軍といえどパジャマとは違い、そこそこ綺麗でお気に入りの服ばかりです。

二軍の服を捨ててしまうと、使い分けができず、一軍の傷みが早まってしまいます

 

シーンに合わせて選べない

私は、TPOに合わせた格好ができるのがカッコいい大人だと思っています。

移動が多い日は動きやすいものを選びたいし、小洒落たお店では大人っぽく決めたいし、高島屋へ行く時はイオンよりきっちりした格好をしたいです(笑)

それに私は夫が大好きなので、デートで「今日の服は可愛いね」とか言ってほしいです。

付き合って5年くらい経ちますが、毎回細かいところもよく見てくれて褒めてくれるので、つい色んな格好をしたくなります。

選択肢が狭まるのは、私にとってはデメリットです。

 

イメージが良くない

ミニマリズム界隈ではよくあることでも、世間的には「いつも同じ服」の評判は良いとはいえません。

「彼氏・彼女がいつも同じような格好でデートに来る」などは、お悩み相談でもよく見るやつです。

私は、清潔感がないとか、貧乏臭いとか思われるリスクをとってまで服を数着に抑える必要はないかなという感じです。

滅多に外に出ない人ならともかく、仕事で毎日同じ人と会う場合などは、やはり適度に服を取り替えた方が得だと個人的には思います。

たまに「同じ服を着る人はこだわりがあってカッコいい」という意見も見るんですが、少なくとも私はそう思える人に出会ったことはありません。

「着まわしがきかないタイプの人かな?」「ファッションに疎いのかな?」と思ったことはあれど、オシャレとは微塵も思いませんでした。

(いつも同じ服だなぁ)なんて相手には直接言いにくいので、心の中で思ってたりしますしね。

 

シンプルライフとの整合性

私にとってのシンプルライフとは、生活するうえでの小さなストレスがない状態をいいます。

たくさんの服があったとき、私は少し疲れていました。

不要なものが狭い収納に居座っていて動きづらい、似合わないものを身につけてしまいその日一日気持ちが落ちる…。

少しずつ物を減らしていったら、たしかにそのストレスは軽減しました。この感覚はミニマリズムにハマる人たちの多くが経験したことのあるものだと思います。 

ただ、減らしすぎると新たなストレスを感じる私に、最小限の生活はきっと向いていません。

今の私は真の意味でのミニマリストとは程遠い状態ですが、快適な生活はすぐそこに見えています。きっとそこが私のゴールなんでしょう。

が、前に比べればお洒落への熱意が薄れてきたこともあり、手持ちの服は明らかに減少傾向にあります。

これからもできるだけコンパクトな暮らしをできるように頑張るので、応援よろしくお願いします。