二人暮らしを始めてから、これまで以上に「部屋を整えること」に興味が湧いてきました。インテリアの勉強をしていくと、小物使いの重要性がわかってきます。
とはいえ私はミニマリストなので、お洒落に見せるためとはいえ、あまりモノを置きたくないのが本音。そこで、モノを飾る時のマイルールを2つ設けました。
そもそも飾り物は必要?不要?
独身時代は、置物など、おしゃれにみせるためだけに存在している雑貨はほとんど持っていませんでした。というか、日常生活に必要ないものをわざわざ置くという発想自体あまりなかったかもしれません。
実家の母は絵画や食器が好きなので、私もそれを見ながら「いつか家を買ったら飾りたいなあ」と漠然と思っていましたが、独身時代の部屋は仮住まいの意識が強く、必要以上に見た目にこだわることはありませんでした。
結婚して、住みやすい部屋作りやインテリアデザインを意識してはじめて、本来不要なものであるはずの「飾り物」の価値がわかってきました。
お洒落なインテリア雑誌は総じて小物使いが上手で、部屋のコンセプトをわかりやすく読者に伝えてきます。自分がどうありたいか、どう過ごしたいかを演出する素材として、「飾り物」は必要なのです。
私が演出したいのは、温かみや気持ちの余裕。独身時代はあまり気にしていませんでしたが、今は夫も私もリラックスした空間を作りたいので、私にとって大事なポイントです。
2つのマイルール
もちろん、所狭しと小物やぬいぐるみを置いている部屋にはあまり余裕は感じられません。
だから私は、部屋に小物を置く時に、2つのルールを設けています。
ルール①小物を置くスペースは一箇所だけ
あまり色んなところに小物を置くと視線が分散し、掃除もしづらいので、見せ場は各部屋1箇所だけと決めて、そのスペースに収まるだけ飾っています。
これを「フォーカルポイント」といいます。
我が家だと、リビングなら「チェストの上」、寝室なら「鏡台の上」です。ここだけに集中させて、観葉植物や雑貨を置いています。
棚の上や窓枠など、部屋を見渡せばモノを飾りやすそうな場所はたくさんありますが、あえて何も置かないことで、部屋をすっきり見せることができます。
ルール②気に入ったモノ以外は置かない
本当に自分たちが好きなモノのみを飾るように心がけています。
なので、「インテリアに合いそうだから」「人からせっかく頂いたから」などの理由だけで飾ることはしません。
昔は無料でもらったカレンダーなどをなんとなく置いていたこともありましたが、どうしても部屋がチープな印象になるので、もし飾るなら妥協せずちゃんとしたもの、好きなものを揃えようと意識を変えました。
好みでない頂き物などは困りますが、やはり義理で自分たちの家に一生置いておくのも違うと思うので、申し訳なく思いつつ、少しだけ飾った後に、欲しい方に譲るなどして処分しています。
家やモノは、その持ち主が一番快適であるべきだと考えています。
大好きなモノだけに囲まれると、とても幸せな気持ちになります。
フォーカルポイントは度々見直す
フォーカルポイントは、度々見直す必要があります。
時間が経つと好みが変わったり、不便を感じ始めたり、自分が案外気に入ってないことに気づいたりするからです。
先日、結婚式でウェルカムボードを手作りしたのですが、しばらく飾っているうちに、「結婚式の思い出ではあるけれど、これ自体はそんなに気に入ってないな…」と気づいたので、夫と相談して処分を決めました。
ウェルカムボードとしては良かったけど、お部屋のインテリアには向いてなかったんですね。結婚式当日に役目を終えていたのでしょう。
たまに人の結婚式で、めちゃめちゃ力を入れた素敵なウェルカムボードを見かけますが、うちのは大したものではなかったので、意外とあっさり捨てることができました。
写真にも残っているので後悔はありません。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
ミニマリストの中にも、お気に入りのモノをいくつか持っている方や、ご家族がいらっしゃる方、インテリアにこだわりたい方はいらっしゃるかと思いますので、参考になればと思い書いてみました。
また、「フォーカルポイント」を意識すると、部屋がごちゃつくことがないので、ミニマリスト以外の方にもおすすめです。
この記事がお役に立てば幸いです。