ミニマリストすずひさんの『1日1捨 ミニマルな暮らしが続く理由』という本を読みました!
考え方に共感できる点や、参考になるアイデアがたくさんあったので、ほんの少しご紹介します。
『1日1捨』の初見の印象
表紙が好みだなと思って手に取った一冊。
私は他のミニマリストの話はあまり読む方ではないのですが、少し読んでみると、押し付けがましくない文体に好感が持てました。
ワードローブの話が面白い
特に参考になったのが、お洋服の話でした。
個性のある服でも着回しできる
すずひさんの手持ちの服は現在12点。
でも、この方はとってもおしゃれ!
流行を追う感じでも、全身無印良品みたいなおばさんぽい感じでもなく、鞄や靴に個性を出しつつ、めちゃくちゃ上手に着まわしされてます。
モノトーンベースで、カッコいい系・ナチュラル系・キレイ系・フォーマルと、数種類の系統を作れるのがすごい。アクセサリー使いも素敵です。
しかも、これらのすずひさんの服は、組み合わせ次第でどこへでも行けそうな気がするんですよね。
服によって行き先が制限されるのは、自分の着まわし力の低さゆえだったのかなあと反省しました…!
よそゆきをガンガン着る
すずひさんは、いわゆる「部屋着」を持たず、質の良いよそ服を普段着にしていらっしゃるそうです。
「よそゆきを普段からなぜ着てはいけないのか?」という発想が目から鱗でした。
そして、「傷むのが怖くて、なるべく気に入っていない服を探して着てしまう」にも共感。
好きな服は、「手放さなくてはならない日」を先延ばしにしたいんですよね…。
でもすずひさんも仰るように、服は着てこそ価値があるわけで。
この本を読んで、よそゆきの服をガンガン着ていく勇気をもらいました。
真似をしようと思ったこと
布団をワンシーズンで捨てる
すずひさんは、6000円くらいの毛布を、冬の間使ったあと、処分するそうです。
「同じものを毎年使うとスペースも取るし、クリーニングや圧縮に手間もお金もかかる」。
「数ヶ月毎日使った肌着だと思えば抵抗がない」。
…たしかに。
実は私も、近々毛布を捨てる予定でした。
ただそれは来年から毛布をワンサイズ大きくするためであって、来年からは当然毎年同じものを使う気でいました。
再考の余地ありですね。
献立を5週間分用意してローテーション
献立をあらかじめ5週間分考えておき、それをローテーションすることで、献立を考える手間や食材ロスをなくすそうです。
5週間なのは、「いつも月初めはこのメニューだな」とご家族に思わせないためだそうです。なるほど。
私も毎日献立を考えるのが億劫なので、この計画に沿って料理を作る作戦は今までも何度かやっているのですが、私はその日食べたいものしか食べたくない(笑)ので、成功したためしがありません。
ただ、ある程度自分のレパートリーを把握してまとめておいたり、組み合わせを考えておいたりするくらいならできるかも、と思いました。
来客用の備えはいらない
すずひさんのご家族は一人当たり食器を13点お持ちだそうです(今度私も数えてみようかな)。
いつ来るかわからない来客用の食器などは、置いていないそう。
なければないでなんとかなるし、必要になれば買えばいいとのこと。
たしかに、買い物中「お客さんが来たときのために便利だなぁ」と思うことは多々ありますが、うちにお客さんって月1~2回しか来ません。泊まりは尚更ありません。
この本を読んで、来客用のモノって思った以上に優先度低いな、と思いました。
おわりに
最初は「ミニマリストになるためには1日1つずつ捨てていきましょう!」という指南書みたいな内容かと思ったのですが、読んでみると、すずひさんがミニマリストになった経緯や考え方、整った暮らしを維持する秘訣などが、エッセイ風にまとめられているものでした。
とても参考になりました。
読みやすいので、本の苦手な方も是非!