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元清掃バイトが教える!お風呂掃除に必要な道具とキレイのコツ

お風呂場はカビや水垢など水気を含んだしつこい汚れが多く、掃除が面倒だという方も多くいらっしゃると思います。

学生時代にダス○ンなどの清掃業者でアルバイトしていたこともある私が、お風呂掃除に最低限必要な道具と、お風呂を綺麗に保つコツをお教えします!

 

 

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これだけあればOK!お風呂掃除道具

お風呂を綺麗にするグッズはたくさん出ていますが、次の4つさえあれば普段の浴室掃除には困りません。

  • 浴槽用スポンジ
  • 洗剤
  • メラミンスポンジ
  • 排水口ブラシ

バイトを始めるまでは、「専門業者はきっと特殊なアイテムをたくさん使ってるんだろう」と思っていましたが、実は意外とそんなことなかったりします。

もちろん専門業者は様々な汚れに対処するための道具をひととおり揃えていますし、効果の高いものを使ってはいますが、一般家庭の掃除においては、これらの道具で事足ることがほとんどです。

 

浴槽用スポンジ・お風呂用洗剤

 

お風呂掃除のコツは、「洗剤をケチらないこと」と「少し時間を置くこと」。

洗剤を霧吹きでたっぷり満遍なく噴霧し、数分置いて柔らかいスポンジで軽く擦れば、汚れはするすると落ちます。

騙されたと思ってやってみてください。力も高価な洗剤も必要ありません。

頑固な汚れも、洗剤を噴霧した上にラップを張ったり、時間を長めに置いたりすれば、意外と落ちます。

洗剤は市販のもので良いと思います。我が家も最近だとライオンが出している「ルックプラス バスタブクレンジング」を使っています。

バスタブクレンジングは、「擦らず洗う」の触れ込みの通り、スプレーしただけで浴槽内のカルシウムを除去し、こびりついた汚れを浮かす効果があります。

実際には数日に1度はスポンジで擦っていますし、ボディソープ・シャンプーの汚れや色のついた入浴剤の後の汚れは擦らないと取れませんが、落ちは良いと感じています。

 

メラミンスポンジ

メラミンスポンジは、既にお使いの方も多いでしょうが、メラミン樹脂製の研磨スポンジで、洗剤なしでも汚れをごしごし削り落とすことができる発泡体です。

鏡や蛇口部分、こびりついた汚れは、このメラミンスポンジで綺麗になります。

ただし、コーティング加工されているものは剥がれたり傷ついてしまうおそれがあるので、自宅の設備の材質をよく確かめてください。

メラミンスポンジは十分水を含ませた後、あまり絞らずに水がぽたぽた滴った状態で使うことが肝心です。

乾いた状態で使うと、擦った部分を傷つけてしまうので、気をつけて使いましょう。

どこでも使えて万能ですし、好きな大きさにカットして使えるので重宝しています。

 

排水口ブラシ

排水溝の掃除には、取っ手のついた固めのブラシがおすすめです。

バイト先では「サッシブラシ」という毛足の長いブラシをよく使っていました。これで排水口の蓋や中の部品なども全て洗います。

細かい目の隙間にもブラシが入り込んで汚れをこそぎ落としてくれますし、手もあまり汚れません。

歯ブラシでも代用可能なのですが、歯ブラシは指に力が入り、手が疲れてしまうことがあります。サッシブラシはブラシ幅が広くて持ち手もあるため、掃除のしやすさが格段に上です。安いものなら100円ショップで手に入りますし、しょっちゅう使う方なら、サッシブラシの方が歯ブラシよりコスパも良いです。

サッシブラシが入らないような狭い排水口、細かい部品の多い排水口の場合は、「Jブラシ」「排水溝ブラシ」などの細身のブラシの方が良いかもしれません。

私の元バイト先は、社員さんともなるとマイ掃除道具を持って行くのですが、仲の良かった方に借りてみてとても使いやすかったブラシがこちらです。記憶を頼りに探して、やっと見つけました。毛の硬さが3種類あるうちの、ミディアムです。

ヌメリやカビもよく落ちるし、丈夫なのでガシガシ使えます!

とはいえ、Jブラシも今は100円で揃うので、まずは試しに近くの100均で似たものを購入してみてはいかがでしょうか。

好みやご自宅の排水溝の幅や形に合わせて、1本好きなブラシを用意しておけば十分です。

ちなみに、汚いブラシを保管するのに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、歯ブラシなどより毛?の部分が太いのでごみが絡まることもほとんどなく、洗いやすいです。

また、こまめに排水溝掃除をしていれば、ブラシ自体もそこまで汚れないので、保管にも抵抗がないですよ。洗ってしっかり乾かしてから掃除道具入れに入れています。

 

特別なお風呂掃除用品

ここからは、溜まってしまった汚れを落とすアイテムや、特別なお掃除の日に使うアイテムをご紹介します。

 

カビ取り剤

カビ取り剤は浴室の設備を傷めるおそれがあるため、むやみに使用するものではないと思っていますが、梅雨の時期や長期旅行などでどうしてもカビが生えてしまい、やむを得ず使用しなくてはならない場合もあります。 

使うのであれば、やはり有名なジョンソンの「カビキラー」が効果は高いです。

我が家では比較的刺激の少ないスプレータイプを常備していますが、頑固なカビにおすすめなのはこちらのジェルタイプ。

 

スプレーよりも刺激が強いですが、強力です。

「ゴムパッキン用」と書いてありますが、ゴムパッキン以外にも使えます。

ぴたっとくっついて液だれがしないので、天井や壁にも使えて非常に便利。

ここだけの話、業者内でも、自社製品ではなくこれを使っていました。数社の商品を試した結果、これが一番落ちが良いとのこと。

それからもう一つ、マンション退去後の清掃で使ったことのあるジェルスプレーをご紹介します。

こちらはやや値が張りますし、一般家庭にはカビキラーで十分だと思いますが、もし頑固なカビに悩まされている方は、一度試してみると良いと思います。

ただしくれぐれもカビ取り剤は取扱いに注意して正しく使うようにして下さいね。

 

パイプ洗浄剤

排水溝のパイプは放置するとすぐ臭いやぬめりが発生します。

これは、「なんか臭いな」と思った時に排水溝に何個か投げ入れておくだけなのでケアが楽です。

公式サイトによれば、この製品は汚れを予防するものではなく、対処製品なので、汚れが気になった時だけ使えばいいそうですが、一週間に一度の使用がより効果的だそうです。

私は1、2ヶ月に1度くらいの頻度で使っています。薬品特有のキツい匂いもなく、使いやすいです。

髪の長い人や石鹸カスのたまりやすいボディソープを使っている人は、パイプが汚れやすいので、洗浄を習慣付けるといいかもしれません。

キッチンやトイレにも使えます。

 

鏡の鱗取り

汚れた鏡をなんとかしたいという方には、ダイソーの鱗取りがおすすめです。

こちらの記事を参考にしてみて下さい。

 

お風呂を綺麗に保つコツ

色々道具をご紹介しましたが、ちょっとした工夫でお風呂の汚れやカビを防止しておけば、掃除の負担はぐんと軽くなります。

お風呂を綺麗に保つ方法は、

  1. 物をなるべく置かないこと
  2. 常に風通しをよくすること
  3. 毎日お湯を流してお風呂を出ること
  4. たまにオキシクリーンで丸洗いする
  5. カビ抑制・防止ツールに頼る

の5つです。

 

①物をなるべく置かない

洗面器やお風呂のイス、バスマット、タオルやシャンプー類、美容グッズ、子どものおもちゃ…。これらをお風呂場に物を置いておくと、カビや水垢がつきやすいです。

物が少なければ、その分細菌の繁殖は抑えられますし、床や浴槽を掃除する邪魔にもなりません。

あまり使っていないものならお風呂場からなくしたり、毎回お風呂場に持って入る形式にするのも手です。

我が家のお風呂にはモノをあまり置いていないので、参考にしてみて下さい。 

  

②常に風通しをよくする

当然ですが、風呂場を使った後は必ず窓を開けるなど、換気をすることが大切です。

集合住宅の方は換気扇を回しっぱなしにするなど、常に乾燥させることを意識しましょう。

余裕があれば、お風呂場の使用後に壁や浴槽の水気を拭いてから上がるとカビの発生を抑えられます。

我が家では最近は夜に洗濯して、浴室乾燥機をつけるようにしています。

  

③毎日お湯を流してお風呂を出る

お風呂場を使用した後は、汚れが定着する前に掃除しましょう。

仕上げに強めのシャワーでお湯を流すことで、壁や床の石鹸カスや皮脂汚れを落とすことができます。

温度を下げるために水をかける人もいるのですが、お湯の方が蒸発が早いため、水よりもカビ防止には効果的だそうです。

できればタオルなどで壁や床をさっと拭きあげてから出ると完璧です。

 

④たまにオキシクリーンで丸洗いする

4つめは大変なのでできたらで良いのですが、オキシクリーンでお風呂場を丸洗いすると、ぴかぴかになるうえ、水垢防止にもなります。

興味のある方は、洗濯槽の掃除などのついでにやってみて下さい。

 

⑤カビ抑制・防止ツールに頼る

「カビがすぐ発生して日々の掃除では追いつかない」という方は、市販の防カビ剤に頼るのも手です。

くん煙剤も人気ですが、私は貼るだけのタイプを使っています。

微生物の力でカビを抑制するというもので、だいたい半年持ちます。効果を感じられたので、2個目をリピートしました。

お風呂のカビや汚れを取り除き、綺麗な状態にしてから使うのがポイント。

我が家ではオキシクリーン+バイオお風呂のカビきれいで、黒カビが全く発生しなくなりましたし、昔は大量に出ていた赤カビが、かなり抑えられるようになりました。

天井につけていますが、小ぶりで目立ちませんし、落ちてくることもありません。

通気性が良すぎるお風呂や広いお風呂だと効果が現れにくいようですが、我が家は機密性の高い集合住宅の小さなお風呂なので、効果を発揮しやすいのだと思います。

 

快適なお風呂タイムのために

湯船に浸かっている時にカビや水垢が目に付くとそわそわしますし、気になってリラックスできません。

衛生的にも精神的にも、お風呂は綺麗にしておきたいですよね。

私はスピリチュアルなことを言うのは好きではないですが、昔から風水のうえでも、水周りは清潔にしておくことが大事と言われます。

お風呂掃除は面倒ですが、少ない道具で作業の工程を減らして毎日さっと掃除を終わらせれば、汚れもたまらないし負担もなくせます。

また、余計な物を置かないよう気をつければ、見えないカビや汚れにぎょっとすることもなくなります。

シンプルが綺麗の秘訣。

お風呂に不満がある方は、環境を見直して、ぜひより快適安心なお風呂タイムを手に入れて下さい。