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もうすぐ新年!御守りや御札の返納方法や自宅での処分について

気づけば11月も終わりですね。

お片づけ中の方が今の時期にしておいた方が良いことの一つが、お正月にお寺や神社に返納する、御守りやお札、破魔矢などの準備です。

今回は、御守りの返納方法や、自宅での処分(お清め)の方法について解説していきたいと思います。

 

 

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御守りを返納するタイミング

 一般的には、御守りは、次のタイミングで返納すべきとされています。

・祈願が成就したとき(安産、合格、縁結びなど)
・御守りにほころびができたときや汚れがついたとき
・効能がなくなったと感じた時

・身内の不幸など、悪い影響を受けたと感じた時

・1年が経過した時

「いつまでも持ってたら運気が下がりそう…」という気もしますが、でも実は、御守りは必ず1年ごとに処分しなければならないわけではありません。

自分にとってプラスだと感じるなら、何年でも大事にして良いそうです。

とはいえ、節目節目にお寺や神社に参り、古い御守りは納めて、新しい御守りを頂いてご利益を賜るというのが理想的なので、特に理由がないなら、これらを目安に返納すると良いと思います。

 

御守りの返納方法

御守りは必ず、お寺で頂いたものはお寺に、神社で頂いたものは神社にお返しします。

○○寺、○○寺院、○○大師と書いてあるもの

 ⇒ お寺

○○神社、○○大社、○○神宮と書いてあるもの

 ⇒ 神社

理想は頂いた神社にお返しすることですが、遠方の場合や御守りが複数ある場合などはままならないことも多いので、「お寺はお寺、神社は神社」を徹底すれば大丈夫でしょう。

お寺の宗派が違う場合についてお寺の方に直接確認しましたが、宗派が違う御守りでも受け付けてもらえるそうです。とはいえお寺によって考え方は異なるので、気になる方は確認してみましょう。

また、仏具や正月飾り、だるまや人形(ぬいぐるみ)、写真などは受け付けていないことが多いので、御守りやお札、破魔矢以外は、取り扱っているかどうかも確認しましょう。

 

返納方法①お焚き上げ

お焚き上げは、仏や神様を天にお戻しし、残った御守りや御札を浄火で奉焼する行事です。

初詣などのタイミングで、御守りをお寺や神社に持っていきます。
関東では1月8日頃、関西では1月15日頃にお焚き上げ(どんと焼き、左義長、鬼火焼きなどとも呼ばれます)がされるので、この時期までに持っていくとよいでしょう。

時期がずれると、返納料が別途発生する場合があります。

お寺や神社に行くと、『古札納め所』『古神符納所』『お焚き上げ』『御守・御札受場』などと書かれた、うず高く御守りや破魔矢などが積み重なった場所があると思います。

そちらに持ってきた御守りを置けば、後日お焚き上げしてくれます。

お賽銭箱が設置されているお寺や神社の場合には、お気持ちとして100円~500円程度のお金を納めます。

近年不燃物をこっそり持ち込む人などがいるそうですが、マナーは守りましょう。

 

返納方法②郵送

事情があり持っていけない場合には、郵送という方法もあります。

まずは御守りや御札を頂いたお寺や神社の社務所に確認しましょう。

郵送を受け付けていないところや、遠方の方のみ受け付けているところなど、お寺や神社によって対応が異なります。

一般的には白い半紙や紙で御守りを包み、お焚き上げを希望する旨を書いた手紙を同封し、お焚き上げ料(指定がない場合は1000円程度≒御守りの料金が目安)と共に現金書留などで郵送することが多いです。

 

自宅でのお清め方法

神社のホームページなどを参考にしたところ、次のような手順で自宅でもお清めはできるそうです。

1. 半紙または白い紙の上に御守りや御札を置く
2. 粗塩を「左・右・左」の順にふりかけ清める
3. 紙でお札を包んで焼く
4. 灰を燃えるごみとして処分する

感謝の気持ちで行うことが大事とのこと。

粗塩は食用ではなく、専用のものか、天然塩を使用します。ネットでも120gくらいの少量のものが手に入ります。 

 

 

ただし、自宅でのお清めは、正直おすすめしません。

念のため神社本庁に正しい方法を尋ねたところ、とても渋い顔をされ、「可能な限り神社でお願いします」と言われ、教えてもらえませんでした。

考えてみれば、御守りを処分するためにはまず「御魂を抜く」必要があるわけで、通常決まったしきたりで神職が慎重に行うものを、素人が見よう見真似でするのは大変なこと。

また火を扱うため、火事など現実的な危険性もあります。

やはり、お寺や神社に任せるのが安心です。

 

神様仏様との付き合い方

私は信心深い方ではないのですが、神仏を畏れる気持ちは人並みにあるつもりです。そんな私の神様仏様との付き合い方は、言ってしまえば「触らぬ神に祟りなし」。

下手に関わってないがしろにしてしまうくらいなら、適度に距離を保とうというものです。

例えば、御礼参りができるかわからないので、お寺や神社をお参りする機会があっても"お願い事"はしませんし、パワースポットや盛り塩など、スピリチュアルなものも、意識的に避けています。

昔は人から貰った御守りをたくさん持っていましたし、おみくじも大吉が出たら財布に入れっぱなしにしていましたが、結構取扱いに気を遣うんですよね…。
ある日一度全てお焚き上げしてもらったら、すっきりして、逆に気持ちが落ち着きました。
今は御守りをむやみに頂いたり、おみくじを持って帰ったりすることはしません。

その反面、引越しした際には夫婦で氏神にあたる神社にお参りしましたし、初詣や観光で寺社仏閣を訪れれば、心を込めてお参りします。

存在を大事にしながらも依存せず生活することが、私にとってちょうどいい神仏との付き合い方だなと感じています。