ミニマリストの中には、数少ないインテリアとしてグリーンを飾る方も多いと思います。かくいう私もコーヒーの木を育てています。
が、観葉植物にはいくつかデメリットも…。
ミニマリストが観葉植物を育てる上で知っておいた方が良いことをシェアします。
我が家のコーヒーの木
我が家では数年前からコーヒーの木を育てており、毎日様子を見ては話しかけて可愛がっています(笑)
育てやすく、特にハイドロカルチャー(水耕栽培)ならほとんど手間もかからないとのことでコーヒーの木にしました。
たしかに水やり頻度は低いですし病気にもなりにくく、なんだかんだ丈夫ですが、繊細なところもあるので、日中は日当たりの良い場所に移したり、防寒のために鉢カバーをつけたり、長期旅行の際は遠隔操作で暖房を入れたりと、まめにケアしています。
観葉植物とミニマリストの相性
観葉植物にはリラックス効果や空気清浄効果があり、落ち着いた緑色が部屋のアクセントにもなるので、がらんとしがちなミニマリストの部屋には最適かのように思えます。
しかし、ミニマリストが観葉植物を育てる場合、「必要な物が多い」「育てるのに手間がかかる」という事実も知っておいた方が良いと思います。
参考までに、私が今までに購入したものは以下です。
ハイドロボール
鉢
イオン交換樹脂剤(水の老廃物除去)
栄養剤
ゼオライト(根腐れ防止)
剪定鋏
植木鉢カバー(寒さ防止)
ハイドロボールとは粘土を高温で焼いた石で、上の写真のように鉢に敷き詰めて使います。細かく空いた穴に空気や水を取り込みやすくなっています。
土植えだと虫や臭いが発生するリスクがありますが、ハイドロカルチャーだと部屋を清潔に保てます。何度も洗って使うこともできます。
このハイドロボールは、植物が成長して鉢が大きくなるにつれ、当然ですが必要量も増えていきます。
根が詰まってくれば植物を植え替えてやる必要が出てきますし、栄養剤をあげたり、間引き剪定したりと、何かと手間がかかります。
鉢は今ので4個め。失敗したものや株分けしたものを含めるともっと購入しています。
剪定鋏も、普通の鋏だと傷口からばい菌が入ると聞いて、専用のものを購入しました。
これらを楽しめる方は植物を育てるのに向いていますが、今ちょっとでも「うわぁ…」と思った方は、観葉植物を買う前にしっかり考えた方がいいかもしれません(笑)
観葉植物のデメリット
上記の点も含め、観葉植物のデメリットをまとめてみました。
- 必要な物や手間が増える
- 物と違い生きているので簡単に手放せない
- 旅行に行きにくくなる
- 場合によっては虫や臭い、カビなどが発生する
個人的には長期の旅行に行きづらくなったのが痛いですね。
今はコロナで行きませんが、以前は年に数回は旅行していたので、今後どうしようかなあと考え中です。
人に預けたり、自動散水プランターを使ったりする必要が出てくるかもしれません。
無理なくグリーンを取り入れるなら
育てやすい植物を選ぶ
耐陰性、耐暑性、耐乾性があり、虫や病気に強い種類の植物を選ぶと良いと思います。
サンスベリア、カポック、パキラなどが初心者向きと言われています。
サボテンやエアプランツなどの多肉植物も、水遣りの手間がかからないので人気です。
とはいえ、やはりどれだけ手間がかからないといっても、生きているので多かれ少なかれお世話は必須です。
自動散水プランターを使う
全自動水遣り機能がついたスマートプランターを使えば、1ヶ月水遣りが不要になります。気軽に旅行に行けるので気になっています。
それだけでなく、専用のハイドロボールが常に最適な水分、栄養、酸素を供給するので、成長速度が早まり、元気に育ちます。
野菜やハーブも育てられます。
フェイクグリーンを取り入れる
本物ではなく、フェイクグリーン(造花)を代わりに飾る方法です。
インテリアのアクセントにしたい、視覚からリラックス効果を得たいという目的であれば、これが一番おすすめです!
埃を払ったりさっと拭いたりするくらいの手間しかかからず、いざとなったら処分できます。
安価で手に入りやすいですし、PRIMA Onlineのように百貨店などで取り扱いもあるようなメーカーだと、一見して本物と見分けがつかないような精巧なフェイクグリーンを扱っています。
切花を生ける
花瓶に花を活けて楽しむ方法です。
寿命は短いですが、季節によって違う花を楽しめるなどの利点があります。
継続的にお花を買うなら、以下のようなサブスク(定期便)がお得です。
スキップ機能があるものや、ポストに届くものを選ぶと、外出や急な予定が多い方でも受け取りやすいです。
ドライフラワーを飾る
ドライフラワーもおすすめです。
我が家では夫が結婚記念日の度に薔薇を買ってきてくれます。
1年目には1本、2年目には2本…とだんだん増えているので、今から50年後を心配しているのですが(笑)、それらを乾燥させてドライフラワーを作って花瓶に活けています。
次の薔薇が来たら新しいのと取り替えます。
虫や色褪せ、ボロボロになりやすいといったデメリットがありますが、我が家では今のところ大丈夫です。薔薇は色あせていく様子も美しいです。
↑作ったばかりのドライフラワー
↑時間が経ったドライフラワー
ドライフラワーを長持ちさせる薬剤などもありますよ。
まとめ
というわけで、必要な物や管理の手間が増えるので、観葉植物は必ずしもミニマリスト向きではないというのが私の結論です。
旅行にも行けないし手間もかかるという点では、ペットを飼うに近い覚悟が必要になるかもしれません(もちろんペットはもっと大変ですが…)。
でも育て始めると可愛いんですよね。
動物のようにわかりやすい反応は返ってきませんが、日当たりや水に気をつけていると次々に新しい芽が出てきてぐんぐん伸びるので、「あー、喜んでるんだなあ」なんて感じることができます。
緑を眺めているだけで心が満たされますしね。
どれだけの手間がかかるか、どれだけの物が必要かなどを調べて、無理のない範囲でグリーンを取り入れてみてください。