toriのシンプルライフ

2Kに暮らす夫婦のちいさなふたりぐらし

本と私とミニマリズム

私が一番捨てられないもの、それは本です。

ミニマリストを名乗る私も、本を捨てる時は脳みその働きがにぶり、みっともなく失敗し、ぐだぐだ思い悩むのです。

本を捨てる基準や、私と本のふかーい愛についてお話します。

 

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私と本

私は小さい頃から本が好きでした。

小説、伝記、ノンフィクション、詩、エッセイ、図鑑、とにかく何でもよく、毎日ひたすら読んでいました。服やゲームは一切欲しがらず、誕生日やクリスマスにも本ばかりねだっていました。

学生時代は大学の附属図書館に入り浸る生活。日本第3位の蔵書数を誇るそこは、私にとってただのパラダイスでした。

今も仕事柄本はよく読みますし、昔は読まなかった漫画も、人に勧められて少しずつ読むようになりました。

電子書籍も少しずつ使い始めました。人気の本があれだけたくさん無料で読めるの、すごいですね。

ありがたいことに、両親は本にはお金を惜しまず使ってくれましたし、実家には大きな書庫があったため、本に関しては量の限界を気にしたことがありませんでした。

それもあってか、未だに本を処分するのはとても苦手です。

長らく「捨てる基準」が私の中になかったばかりか、本については「モノである」という感覚が希薄な気すらするのです。

思い入れのある本を手放すことは、親しかった友人とお別れするようなもの。

おそらくまた会おうと思えば会えるけど、卒業したら疎遠になってしまう、そんな感覚です。

 

本を売って失敗した経験

一度、ブックオフで大量に処分したことがあるのですが、ショックなことが多々ありました。

・売った本が絶版になってしまった

・好きな作家のサイン本を間違えて売ってしまった

・思い入れのある本たちが10円や20円で買い取られていくのが悲しかった

・読み返したい時にいちいち買い直すのは現実的ではなかった

私にとってこの経験は手痛く、これ以来、本を処分する基準をはっきりさせようと色々考えるようになりました。

 

本を処分する基準

私が本を処分する基準は「読み返すか否か」。

私は同じ映画は見返しませんが、気に入った本は何回も読み返します。

読み返さないのは、次のような本です。

・望んだ情報が得られなかった本

・文体が苦手な本

・心に響かなかった本

・情報の古い本や雑誌

・役目を終えた参考書

・娯楽性の強い本

中でも雑誌や、ガジェット・サービス・IT関係の本、学術書、実務関係の専門書などは、情報がどんどん古くなるので、どんどん処分します。

参考書も、思い入れがあっても、受かって必要なくなれば全部捨てます。

娯楽性の強いもの。例えば推理小説などは一度謎がわかってしまえば読み返さないので、面白かったものでも売ることがあります。

 

本を売るのは難しい

とはいえ、読み返さないかどうかなど未来にならなければわからないのが実際のところです。

記憶力がお粗末なのか、久しぶりに読んだ本で「へえ~!」と思うこともざらにあります。

単に難しい本や、自分には合わないけれど良書とされている本も、自分がそのレベルに達していないだけの可能性もあるので、取っておきます。

また、年齢や環境で感じ方が変わることもあります。

先日、本を何十冊か売ったのですが、その際平山無明の『独白するユニバーサル横メルカトル』を10年ぶりに読み返しました。

すると、一度目は悪趣味なグロ小説だと思ったのが、二度目はとても面白く感じ、印象は変わるものだなと実感しました。

こういうことがあるから、本はなかなか処分できないのです。

結局その本は手放しましたが、10年後、20年後また読みたくなる日が来るのではないだろうかと、今も判断が正しかったのか決めかねています(笑)