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捨てたパソコンを復元されないために、処分前にやるべきことと、安全な処分方法2つ

ノートパソコンを1台処分しました!

パソコンはデータの復元が容易なので、個人情報を抜かれないよう適切な方法で処分する必要があります。

パソコンを捨てる前に私がやったことと、安全な処分方法について記事にしました。

  

パソコンが4台もあった我が家

我が家では、私と夫、それぞれ2台ずつパソコンを持っていました。
夫のは仕事用と家庭用なので2台持ちは仕方ないのですが、私の場合、買い換えたにもかかわらず前のパソコンを放置している状態でした。

このパソコン、一応動くのですが、動作が異常に遅かったり、バッテリーが古く電源がすぐ切れたりと、とにかく調子が悪い。型も5年以上前のものです。

捨てよう捨てようと思いつつ、データ消去が面倒でそのままにしていました…。

パソコンの組立てが趣味の父に相談したところ、部品を使いたいので引き取ってもらえるとのこと。

パソコンの処分は難しいので助かりました!

 

パソコンの処分は難しい

電化製品は、壊れていてもジャンク品としてネットオークションやフリマアプリで売却が可能ですが、パソコンに関してはこういった個人売買サイトに出すつもりはありませんでした。
理由は3つ。

  1. リカバリー(工場出荷時の状態に戻すこと)を行っても、データの復元が容易なので、個人情報が漏れやすい
  2. OSを再インストールするためのディスクなど、付属品が欠けていると売れない
  3. 知識がないと質問に対応できない

私は特に1を気にしていました。
わざわざ個人情報を抜くために中古を買う人はいない」という意見も見ましたが、写真やクレジットカード情報などが復元されたら私は嫌なので、きっちり個人情報処理してから捨てたいと思っていました。

 

安全な処分の仕方

データを抜かれない方法としては、以下の方法があります。

 

ハードディスクを抜く

データの入っている部分を物理的に取り除く方法です。

こうすれば、データは一切残りません。

個人情報の復元も100%不可能ですが、ジャンク品になってしまうので、売る時の値段が大幅に下がり、売るとしても100円や200円になってしまいます。

 

データ消去ソフトを使う

パソコンにデータ消去ソフトを入れて、内部のデータを消すことができます。

こうすれば、またそのパソコンを転売しても、復元はほぼ不可能に近くなります。

個人用であれば、操作のわかりやすさに定評のあるI-O DATAの「完全データ消去ソフト」や、非常に強力なグートマン方式での消去も可能なJungleの「完全ハードディスク抹消17」などが、簡単にデータ消去ができるためおすすめです。

ただ、データ消去ソフトは「どのレベルまで消去できるか」に差があり、ある程度のレベルまで消去できる信頼性の高いソフトであれば、約4000~6000円程度かかってしまいます。

捨てるためだけに導入するには、コストがかかるのが難点です。

 

業者に回収してもらう

リサイクルショップでは、買取時にお願いすれば、無料でデータを削除してくれることが多いです。ただし、国認定のリサイクル工場で適切にリサイクルが行われているのか、明らかでない場合もあります。

国の認定を受けた業者や、データ消去証明書を出してくれる業者を選びましょう。

パソコンや小型家電はいちいち持っていくのは大変なので、宅配回収にお願いしたい方も多いとは思いますが、2020年12月現在、国が認定しているパソコン・小型家電の宅配便回収サービスは「リネットジャパン 」1箇所のみです!

それ以外の宅配回収業者を利用する時は注意しましょう。

リネットジャパンでは、回収時にパソコンのデータ消去ソフトも希望する人に無料配布しているほか、消去証明書付きの「お任せ安全消去サービス(有料)」も完備しているそう。

パソコンの回収料金は1台1500円ですが、無料回収キャンペーンをやっている時もあるので、公式サイトをチェックしてみて下さい。

公式サイトで詳しく見る

 

パソコンを処分する前に私がやっておいたこと

データのバックアップ・削除

数年使っていないパソコンでしたが、一応中に入っていたデータのバックアップは取り直しておきました。
デスクトップ、ミュージック、ドキュメント、ピクチャー、お気に入りをHDDにコピーして終わりです。
これだけの作業なのに、動作が遅すぎてめちゃくちゃ時間がかかりました…。

そのあと普通にデータを削除。

父親に譲渡するだけなのと、リカバリーディスクを作るのが面倒だったので、初期化まではしませんでした。

 

iTunesの認証解除

iTunesに関しては、全く使っていないしiCloudでもバックアップを取っているので、HDDへのバックアップはしませんでした。
ただ、連携できるデバイスが限られているので、認証を解除しておきました。

iTunesを開き、「アカウント」>「このパソコンとの認証を解除」から簡単に解除できます。

ダウンロードしている方は必ずしておきましょう。

 

パソコンがなくなって気持ちもラクに

ずっと捨てないと…と思っていたので、肩の荷が下りた気がします。

パソコンの数が減ったので、テーブル下のスペースにもちょうど収まりました。

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あまり古いパソコンだと、データ消去ソフトがOSの対応をやめてしまったり、内部が劣化したり壊れたりしてデータ消去が難しくなるおそれがあります。

迷っている方がいらっしゃったら、早めに処分に取りかかるようにしましょう!