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「着ていく服がない」を解消!服の「比率」に着目した管理方法

皆さんは「服はあるのに着ていく服に悩む」「断捨離しすぎて着る服がなくなってしまった」という経験はありませんか?

今回は、「比率」に着目した服の管理方法についてお話します。

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「比率」を考えて服を減らそう

このブログでは、必要な持ち物だけですっきり暮らす方法についてお伝えしてきました。

その中で、衣類や靴を数える企画なども度々行ってきましたが、最近「数」と同じくらい大切だと思い始めてきたのが、「比率」です。

例えばかつての私がそうでしたが、着心地重視でカジュアルな服ばかり買っていると、仕事の日の朝などに「着ていく服がない」といった状態に陥り、慌てることがあります。

これは、所有している服の比率がおかしいことが原因です。

皆さんの中にも、次のような特徴に当てはまる方がいらっしゃるかもしれません。

  • 素敵だと思ったものを直感で買ってしまう
  • 恋愛中でついデート服ばかり買ってしまう
  • つい着心地の良さそうなカジュアル服ばかり買ってしまう
  • 値段に釣られてプチプラ服ばかり買ってしまう
  • いつも似たような服、同じ系統の服を買ってしまう

こういった方は、もしかしたら服のバランスが偏ってしまっているかもしれません。

また、このブログを読まれている方の中には、こんまりさんの「ときめくものだけを残す」というメソッドを実行して、持ち物を減らした方も多いのではないでしょうか。

これは非常に有効なメソッドで、私自身、モノを手放す時にこの考え方は大事にしています。

ただ、自分の感情を基準にする方法にはデメリットもあって、「ときめかないからとぽんぽん捨てているうちに、着る服がなくなってしまった」といった風に、実際の生活と噛み合わない結果になってしまう可能性もあります。

捨てる前に、今からお伝えすることを意識してみるといいかと思います。

 

1週間の生活から適正な比率を導く

まず、1週間のうち、何日間何を行うのか、どこに外出するのかなどを把握します。

例えば、パートタイムで働いているAさんという女性がいるとします。

Aさんの一週間の過ごし方と服の系統は、以下のようなものです。

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Aさんは

・週に3日オフィスで働く

・週に2日は家事をする

・週に1日は都心まで外出

・週に1日は家から出ずに過ごす

という一週間を過ごしているので、適正な服の比率は「オフィスカジュアル3:リラックス3:おしゃれ着1」となります。

普段着る服がなかったり、着ない服が大量にあるとすれば、このバランスが大きく崩れている可能性があります。

このように、自分の1週間を振り返ってみて、どんな1日を過ごしているか、どんな服が必要かを重い描きながら、配分してみて下さい。

きっと自分に足りないもの、持ちすぎているものが浮かびあがってきますよ。

 

持つべき枚数を考える

では、それぞれ何枚ずつ持っておけば良いのでしょうか?

比率が大事といっても、管理コストを考えると、やはり300枚:300枚:100枚というわけにはなかなかいかないので、適正な数の導き方についても触れておきます。

仮に、Aさんがおしゃれ着として秋用のドレスを1枚持っているとしましょう。

Aさんがおしゃれ着を着るのは週に1回、つまり月に4回です。

9〜11月の3ヵ月間ドレスを着るとしたら、ワンシーズンにだいたい12回着る機会があることになります。

しかし、同じようなおしゃれ着を2枚持っていたら6回、3枚持っていたら4回しかその機会はなくなります。

7枚以上持っていたら、たったの1回しか着られない服も出てきます。

なので、Aさんの場合はおしゃれ着を2・3枚、少なくとも6枚以下に抑えた方が良い、と、このように必要な枚数を導けます。

1年に何回着ることができるか」は、服を持つ指標として意識してみてください。

 

トップスとボトムスの比率

服の目的による比率も大事ですが、もう一つ、トップスとボトムスの比率も重要です。

こちらはかなり前にヒルナンデスで得た知識ですが、アウター1:トップス4:ボトムス3:靴2が理想のバランスだそうです。

全体的にアウターやボトムスが多いと、持っている服の割にコーディネートの幅が少なくなります。

「気づけばクローゼットがスカートだらけだった」なんて人は、トップスとのバランスを見て、少し調整してみると良いかもしれません。

私もボトムスが増えがちなので気をつけています。

 

おわりに

ファッションが好きで全部にときめいてしまう方や、逆に興味がなく服にときめく感覚を掴むのが難しい方は、こうして何が足りなくて何が余っているかを把握したうえで、余っている服から手放していくと、スムーズにいくかもしれません。

買い足すか迷った時にも、「せっかく買ったならたくさん着たいし、2枚あればいいかな」などと思えるようになります。

同じような話として、「物の使用率」について記事を書いています。

これは、物の多寡ではなく、自分の持ち物をどれだけフルに使っているかが大事だという考え方で、私がミニマリズムに向き合う上でたどり着いた答えのようなものです。

持ち物の比率や使用率を意識すると、ロジカルに物を管理できるのでおすすめです。

参考になれば幸いです。