物をすっきりさせたいけれど何から始めていいかわからない…そんな方のために、「何から捨てればいいのか」を場所ごとにまとめてみました。
捨てることに慣れる
部屋をすっきりさせる過程で、モノを減らすことは避けられません。
モノの量そのままに収納に押し込むだけでは、その収納が使いづらくなるだけで何も変わらないからです。
しかしモノを捨てるには意外と判断力や体力を使いますし、心理的な負担も大きいもの。捨てることに抵抗がある人、大変だなあと感じる人は、まず「捨てる」「手放す」という行為に慣れることが大事です。
捨てるのに慣れると、だんだん捨てるスピードも早くなります。それは要不要を判断する目が養われるから。
最初に手を付けるのは、次のようなものです。
- 明らかなゴミ
- 劣化しているもの
- 壊れているもの
このあたりはさくさく処分しやすいので、感覚を掴みやすいです。
では、具体的にどんなものがこれにあたるでしょうか?
リビング・ダイニング
リビングのように生活のメインとなる場所には、ゴミが集まってきやすいです。
何かを食べた後の生ゴミ、買い物後の包装紙、レシート、ダンボールを開けた後のガムテープや剥がした宛名、不要なチラシ、使用済みの化粧落としシートや汗拭きシート、空のペットボトル。
こういった明らかなゴミがあれば捨てていきましょう。
ミニマリストの中にはゴミ箱の数を減らすことを推奨している人が多く、私もゴミ箱の掃除やゴミ集めの手間を考えると少ない方がいいとは思っているのですが、捨てたい時に手元にゴミ箱がないと捨てるという習慣が身につかないので、よく使う部屋には必要なサイズ・数のゴミ箱を常備しておくことをおすすめします。
▼関連記事:ゴミ箱の適正数は?ミニマリストの我が家のゴミ箱事情
クローゼット
クローゼットは服へのこだわりがよほど強い場合を除き、とっつきやすい場所です。
よれた服、毛玉のある服は思い切って処分しましょう。
捨てる理由は特にないけれど全く着ていない、というような場合はその理由を考えます。
体型や年齢に合わない、着心地が悪い、汗や静電気で張り付く、可愛いけど透けやすい、着脱が面倒…
このような服は結局着る時に手が伸びないので減らしてもあまり困りません。
タオルやバスタオル、ハンカチなども劣化がわかりやすく、人にもよりますが思い入れが比較的少ないジャンルです。たくさん持ちすぎている場合は手始めに整理してみてもいいかもしれません。
▼関連記事:「着ていく服がない」を解消!服の「比率」に着目した管理方法
冷蔵庫・パントリー
大きく賞味期限の切れたものや傷んだものがあれば捨てましょう。
もらってそのままの醤油やわさび、使わなかった納豆のタレなどを溜め込んでいたりしませんか?
「いつか使う」と思って取っていても、いつの間にか色が変わっていたりします。
キッチンのものは「健康のため」という大義名分があるため捨てやすいです。
▼関連記事:賞味期限切れとさよなら!常備食材・調味料の種類を絞るメリットや方法
薬箱
個人的におすすめなのが薬箱です。
期限が切れていたり、症状が治ったりしたものはどんどん捨てましょう。
処方箋や市販薬は、期限切れのものを服用すると副作用が出て非常に危険です。
薬や防災用品などもしもの時に用意するものは、使わないまま捨てることになってしまうこともあるので心苦しいと感じることもあるかもしれませんが、その期間の私たちの健康や安全を保障するという役目を立派に果たしてくれていたのだと考えましょう。
書類
今時の説明書類は基本的に処分してOK。ネットに説明書がアップロードされていることが多いからです。
健康診断の結果や保険の書類など、毎回更新される度に届くものは最新のものだけ取っておけば事たります。
箱についている保証書は切り取ってかさを減らします。
細かいファイリングに時間をかけるより、思い切って絶対量を減らした方が楽ですよ。
書類は慎重に見極めないといけないこともあるので、量が多い場合は捨てるのに慣れてから手をつけてもいいと思います。
▼関連記事:年に一度の書類整理。ミニマリストの我が家の書類収納や整理方法など
浴室・洗面所
ここには洗剤やシャンプーなどのストック品を収納していることが多いです。
基本的にはストックは1つあればOKです。今の時代、常に何かしらのセールはやっているし次の日には自宅に届きます。数十円、数百円のために物の多いストレスをためるのはやめましょう。
そうはいっても、使っていないからと新品のストックを捨てるのは気が進みませんよね。
ここについてはまず「現在のストックを把握して」「買わないようにする」ことが大事です。
そうすれば勝手に減っていきます。
ただ、あまりに古いものや足の踏み場のないなど危険がある場合は、勉強代と割り切って捨てた方がいいです。
おわりに
というわけで、比較的捨てやすいモノたちを紹介してみました。
身の回りにこういったモノがないかを見直して、思い立った時にでも「捨てる練習」を続けてみてください。
必要な理由、不要な理由を考えて体を動かす。
そうすれば物を減らすことへの過剰な罪悪感を取り除くことができますさは、自分にフィットしたライフスタイルまでもが見えてくるはずです。
このブログでは不要なモノの手放し方について他にも色々記事を書いているので、「そんなものはもうとっくに捨てたよ!次のステップに進みたい!」という方は、そちらもご覧になってくださいね。